EVのスポーツドライビングに応える
加速サウンドの提案

車の走りに呼応した
サウンドパフォーマンスを
車内に響かせる
静音化していくEVにおいて、音を使って新たなドライビングプレジャーを創出したい。ヤマハは、これまでに培ってきた楽器作りと音楽制作のノウハウを生かし、走りの興奮を追い求める皆様に向けて、加速サウンドを開発しました。エンジン音の伝統を受け継ぐサウンドはもちろん、物理制約から解放された全く新しいサウンドまで。走りの個性を表現するサウンドをオーディオシステムに組み込みます。

個性ある2つの加速サウンドを
お聴きください

  • エネルギーのとめどない流れを表現
  • エンジン車で走る高揚感を再現

音楽の知見に基づく
コンテンツ開発

作曲家は、曲の世界観にあった楽器を選びます。そしていくつもの楽器の音を重ね、悲しみ、怒り、喜びに満ちたハーモニーを生み出します。ヤマハは、作曲と同じプロセスで加速サウンドを創ります。シンセサイザーを使って1つ1つの音を作り込み、加速シーンに合わせていくつもの音を展開していきます。これにより、1つの曲を聴いているかのようなドライビング体験が可能になりました。

音色を決める倍音構成

楽器の音色は、基本となる周波数とその整数倍の周波数(=倍音)で構成されています。加速サウンドにも同じことが言え、倍音構成を工夫することで、管楽器のようなクリアな音から弦楽器のような力強い音まで幅広く表現できます。

アクセルワークや
車の速度と
連動する動的制御

アクセル開度と車速をリアルタイムにモニターして、車の動きを分析します。独自開発したアルゴリズムは、時にはパワフルに、時にはスムーズに、走行状態に合わせたサウンドを再生します。エンジン車の魅力である、エンジン回転数やギアの要素を導入することも可能です。

仮想エンジン回転数と音作り

エンジンやギアは、動力機構であると同時に、躍動的な発音機構でもありました。この魅力をEVで展開するために、走行状態から仮想的なエンジン回転数を導き出すことにしました。仮想エンジン回転数とギアのバリエーションについて細かく音作りを行うことで、自然な躍動感を演出しています。

車のコンセプトを
サウンドで表現

車ごとにコンセプトがあります。車での体験が特別である理由は、エクステリアやインテリア、走行性能といったすべての要素が1つのコンセプトと結びついているからです。ヤマハは、自動車メーカー様との対話から生まれた言葉やビジュアルを音に変換することで、車のコンセプトと一体化した加速サウンドを実現します。

理想を具現化する制作フロー

まずは、車のコンセプトはもちろん、悩みや不安もヒアリングすることから始めます。次に、お伺いした内容から、音に関わるキーワードと走行シーンをセットで提案します。その後、実際にコンテンツを制作し、フィードバックを繰り返すことで完成度を高めていきます。最終的には、実車での評価と細部の作り込みを行うことで、理想の加速サウンドが出来上がります。